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2026年9月7日月曜日

自宅改修工事のため、アンテナを一時的に撤去。

 2026年7月の下旬、自宅のリフォームを行った。ちょっと大がかりな工事になったもが作業は延べ5日で完了。ところが‥である。このリフォームのついでに防水シートの点検を行った結果、バルコニの防水ウレタンや屋上の塩ビに、洗浄、プライマー、トップコートの塗布を施すことになった。準備作業として屋上のHFバーチカルのラディアルを撤去、バルコニのデルタループを倒してマストと一緒に手すりにくくりつけた。

この追加作業も、天気を見ながら2日程度で終わるはずだった。若い職人さんが暑い中頑張ってくれて作業は順調に終わるかと思いきや、アクシデント発生。バルコニのウレタンが傷んでいるところを修復したところ、広い面積で雨水が浸入しているのを発見。どうやら手すりの隙間から水が入り根元に溜まりそれが浸透したようだ。手すりは構造的に外せないので小さな水抜き穴を空け溜まりに溜まった水を抜き、別の穴からウレタンを充填して水が溜まらないようにする、聞いてるだけで熱中症になりそうな大変な作業になってしまった。現場監督さんも作業に参加して1日追加だけで完了。職人さんたちが、頑張ってくれて感謝。

監督さんによると、我が家の屋上とバルコニは朝から日中にかけてほぼ一日太陽光にさらされ紫外線と熱で痛みやすく、時々水をまいて床を洗浄した方がいいとのことだった。水を流してはいけないのではなく、高圧洗浄機で汚れを落とした方が塩ビやウレタンが長持ちするそうだ。

それ以外にも建物の巾木をチェックしたら、何カ所か亀裂が入り劣化しているのを発見。表の幹線道路を走るクルマの振動が原因らしく、こちらも修復してもらった。エアコンの室外機が近くにあり熱が籠もることも関係ありそうだ。5年前に大規模改修工事を行ったものの、結局小規模改修工事を行うことになった。雨漏りを防ぐためやむを得ない出費だが、建物を維持するのはホント大変だ。外壁の塗装がまだ粉を吹いてなかったのが救い。

さて、アンテナの話になる。復元するのは大した手間ではないが、腰痛と夏バテと9月に入ってからの天候不順ですっかりやる気をなくしてしまった。作業は30分もあれば終わるのだが、なんとも億劫だ。正直、このままやめてしまうおうかと思った。5年前の改修工事でビームアンテナ、ルーフタワー、バーチカルアンテナを撤去。二度とハリネズミにするまいと誓いつつ、あれこれ再構築するのも億劫で更に1年以上放置。ようやく重い腰を上げて立ち上げたのが、いまのナガラのHFバーチカルだ。それから3年もしないで一部撤去になった。今回の工事で監督さんから、防水シートを保護するためになるべく負荷になるものを置かないようにと助言された。そりゃそうだよな。メンテナンスを考えればなおさらだ。軽くてすぐに撤去できるものがいい。

先日、雨が上がったタイミングでせーので作業をしてアンテナ2基を元の状態にもどした。リグに電源を入れることができて、少しだけ気持ちが晴れた。ついでに144/430MHzのモビホをバルコニに取り付けようか思案したけど、8D以上の太い同軸ケーブルのストックがないので諦めた。100m巻きを大人買いした5D-2Vが推定70mは残っているはずだが、日中45℃以上になる納戸でドロドロに溶けていることだろう‥。




2024年1月3日水曜日

運用再開・ナガラRV4J 架設して1か月経過

 みなさん、明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

★★★

さて、RV4Jを架設、運用を再開して1か月が経過しました。交信に関して実績はDX1局(後述)、受信に関してはまあまあ思ったより聞こえるという印象です。以下この1か月間の出来事と雑感です。※カード交換ができないため原則受信のみです。

★思わぬ⁉いやいや良くあるアンテナ・給電ケーブル系のトラブル発生

昨年12月の第一、第二土曜、日曜は14MHzの国内向けのコンディションが大変良く西日本、九州方面のOMさんたちのQSO(ラグチュー)が良く聞こえていました。14MHzは傾斜型フルサイズダイポール、V3X、HT3などを使ってきましたが受信に関しては、そのどれもよりマシな感じがします。14MHzってこんなに聞こえたかな?という感じです

もっとも定量的な比較はできません。屋上に林立していたアンテナ、ルーフタワーを全撤去し相互の干渉から解放されたのと、長年のIC-706 2台体制から脱却をはかりTS-590SGへ移行した結果、操作性の良さとノイズリダクションで心理的に余裕が生まれた結果かもしれません。

ところで、TS-590SGの「AT」ボタン、つまりオートアンテナチューナーのボタンを長押しするとチューニング(マッチング)の動作をするのですが、この長押しをしたとき微かにCWが聞こえます。何度押しても同じように聞こえます。それとディスプレイを良く見るとオートアンテナチューナーがスルーになってます。つまりチューニングできない。

RV4J(HF帯)でSSBを送信するとパワーメーターは振れますがALCがまったく振れません(電源装置の電流計もあまり振れない)。50MHz用のデルタループでは問題なくチューニングもするし、ALCも振れます。この時点で終端型電力計でチェックすれば良かったのですが、TS-590SGは3年前に中古で買ったもののほとんど使わないまま運用を停止してしまったので、リグの挙動が全くわかりません。

明らかにアンテナ系のトラブルですが、実際に交信をしないのでトラブルをトラブルと認識できないまま半月以上が経過しました。

そもそもTS-590SGの使い方がわかっていませんので、取説を初めから読み直したのですが、そこでようやく気が付きます。「AT」ボタンを長押ししたときのCWはTS-590SGからの警告音で符号は「SWR」、つまりSWRが高くチューニングが取れないという意味です。


えーーーそんな!

アンテナの調整は出来てるはず!

シャックでもSWRとインピーダンスを測定している!


古いリグをずっと使ってましたからリグ内臓のSWR測定機能など使ったことがなく、アンテナチューナーもめったに使わない、SWRメーターでの監視は30年くらい前まではやってましたが今は使っていません(いろんなものを繋ぎたくない)。

でも、状況からすぐに推測できました。リグ直近のCMFとリグの間の中継ケーブルに不具合ありです。試しに繋がってる中継ケーブルを介してアンテナアナライザーでSWRを測ると各バンドSWRは5以上あります。つまりこの状態で「思ったより聞こえる」なんて感じていたのです。

中継ケーブルの不良箇所もすぐにわかりました。コネクタのGND側が両端で導通がありません。正確には完全な断線ではなく接触不良です。この中継ケーブルはあるショップで購入したもので5D-FBケーブルの両端に50Ω整合型UHFコネクタ(プラグ)がついてます。たぶん中華モノです。2本購入したうちの1本で、もう1本が正常だったので気づかなかった。

分解してみたところ編組の処理はできていましたが、ナットの締め付けがあまく接触不良になっていました。ナットを強く締め付けることで解決しましたが、気分的に良くないので自作のケーブル(5D-2V+MP)に交換です。※50Ω整合型はN型コネクタに構造が似ていて編組側をはんだ付けする必要はありません。



何事も実際に運用する状態でチェックをしないのがいけないのですが、あれやこれやCMFだなんだをアンテナ系に入れるとどこまでチェックしたのか、測定用のケーブルだったのか実際に運用するためのケーブルだったのかわからなくなります。そして、、いい加減面倒くさいなあと思い出すと必ず何か起きる。

経験的にコネクタと同軸ケーブルのトラブルはショップ任せ(取り付けてもらう)や既製品の時に起こります。自分でコネクタを取り付けるとテスターとアナライザーを使ってしつこいくらいチェックします。なぜなら必ずどこかに不備があると考えるからです。

しかし既製品を手に入れると「お金をかけて買ったのだから正常なはずだし、動作確認なんてするくらいなら既製品の意味はない」というある種の「正常性バイアス」が働き「安全神話」の罠に陥る。そして甚だつまんないミスを犯し、金と時間を無駄(場合によっては数週間から年単位)にして、時に大恥をかいて自己嫌悪に陥ります。

この際ですので自分用に「めんどくさがらずにやらないといけないことメモ」を残しておきます:既製品のコネクター付ケーブル(モービル用を含む)、デュプレクサー、トリプレクサー、LPF、CMF、アンテナ切り替え器、ダミーロード等は使う前に動作確認をしましょう。変換コネクタやL型コネクタも同様にする。アンテナアナライザー、ネットアナ、ダミーロード(疑似負荷)があれば簡単にチェックできます。


さーて、中継ケーブルを正常なものに交換した結果どうなったかな?


各バンドともSWRは概ね事前に測定した数値に収まりアンテナチューナーもマッチングを取ってくれます。受信はGND側が結合していたのかあんまり変わらない。。。

このことは深く追求しないことにします。


★ようやく年末1局だけSSBで交信

クリスマス明けの夜、7MHz SSBでインドネシアの局が大変強く入感していました。QRZ.COMを見るとNO カードでもOKのようでしたので思い切って呼んでみました。コール一発でとってもらえましたが、バーチカル+100Wではやはり苦労させてしまったようで59/51(たぶんオマケ)でした。他のJA局はダイポール+50Wで59+をもらってましたから、バーチカル+非共振型・容量結合groundではこの程度かと思います。その上インドネシアの方向はマンションや町田駅周辺の商業ビル群が並んでいて展望が悪いです。先方のモノバンド3ele八木と200W送信に相当助けられました。

これまで使ったバーチカルアンテナも受信は良くても送信はイマイチでした。実際モービルホイップと大差ありません。特に短縮率が高い7MHzではその傾向が顕著です。※逆に送信は良くても受信はイマイチという方もいます。


★年が明けてQSOパーティ

2日からのQSOパーティで7/14/21MHzで集中してSWLができました。これまで受信のチャンスがなかった21MHzで国内6エリアの交信が受信できたので一応使えそうです。ミニマルチのHT3(14/21/28MHzバーチカル・3年程度使用)では14/21MHzで実績一切無しでしたので、RV4Jで受信だけでもできているのが救いです。その他建物でブロックされてる北関東、千葉県(北部)、7、8エリアも7/14MHzでSSB、CWで受信できています。「そのくらいできるでしょ」といわれそうですが当地では北東の方向はNGです。


★無事「移動する局」開局

昨年11月の投稿で愚痴ってしまいましたが、「移動する局」の再免許申請を失念してしまった件です。無事開局申請が通り免許の月日が途切れることなく免許されました(12月某日)。しかしながら保証に関してはやり直しです。重い腰を上げて溜まった自作機も併せて保証願と変更申請をしなければと思った矢先、TSSさんの保証業務終了のニュースが入りました。ならば正月休みに一気に書類を準備しようと意気込んでいましたが、年末には日ごろの疲れが出て息切れ、年始には大きな災害・事故・火災が続き映像を見るだけで気が滅入った。

冗談抜きで

今年は生き残れないような気がしてきました。

無線なんかより身辺整理です。

ということで

今年の目標は「更なる整理と縮小」としました。


以上






2016年5月5日木曜日

7,10,14MHz 3バンド・バーチカルアンテナ ミニマルチ V3X

この記事はアクセス数が多かったものの、画像に周囲の建物(屋上・ベランダ等)が写り込んでしまいプライバシーへの配慮の観点から非公開にしていました。プライバシーへの配慮とは「本来地上からは見えないはずのご近所さんの屋上やベランダの様子が見えるのは好ましくないだろう」という判断でした。とはいえ、どなたかの参考になるかもしれません(?)。画像と内容を確認して再度公開します。

このアンテナは2021年に撤去しました。現在当方を尋ねて来られてもお見せすることはできません。アポなし来訪はお断りします。またメーカーさんの閉業が決まり新品は手に入りません。バーチカルアンテナの設置に関する、ちょっとしたヒントくらいに思って読んでください。

2023/9/1 update
以下本文
★★★★

7/10/14MHz 3バンドバーチカルアンテナ ミニマルチV3Xを紹介します。このブログのV40LDXの投稿に続いてバーチカルアンテナを設置、調整する際の参考になればと思います。

※当方はミニマルチアンテナさんの製品をいくつか使っていますが、同社と直接の関係はありません。たまたま自分にとって使い勝手のいい製品があっただけです。


このアンテナは2014年の1月頃から使ってます。そもそもは10MHzか14MHzのフルサイズのバーチカルが欲しくて自作しようかと考えていました。しかし、常設できるようなしっかりしたものを作るとなるとそれなりのコストがかかってしまいます。それで既製品のなかからこの製品を探し出しました。国内でバーチカルアンテナの品揃えがあるメーカーと言えば、ミニマルチアンテナさんになります。

全長が7m近くあるので、全体像がわかる画像がうまく撮れなかったのですが、センターというよりトップに近いところにトラップコイルが入ってます。想像ですが、全体で7MHzの短縮、10MHzでは短縮トップローディング、14MHzがほぼフルサイズで動作するのではないでしょうか?





わかり易い画像が撮れないのですが、V40LDXと同じように特注金具で屋上の隅に設置しました。地上高は10m。※この金具はルーフタワー用のステーアンカーに取り付けてあります。ワカマツ製作所さんの製品。



給電点では同軸ケーブルにフェライトの筒(43 材)とトーナッツ型のコア(FT240-43)を通してしています。コモンモード・チョーク(フロートバラン)としての動作を期待しています。V40LDXと同じで、カウンターポイズ的なものは無くても容量結合で一応アンテナとして動作しますが、同じように取り付けておきました。SWRには関係ありません。詳しくは7MHz・モノバンドバーチカルアンテナ・V40LDXの投稿をご覧ください。※チョークではなくてバランと言わないといけないそうです。


カウンターポイズ“的”なものは、3方向に7,10,14MHzの各バンド用におおよそ1/4λ程度の長さのものをそれぞれ何本か適当に取り付けて3方向に伸ばしています。例によって、(高周波)接地抵抗が低くなるであろうという“心理的な効果”を狙ったものです。V40LDXの場合と同じで建物の鉄骨に取り付けた特注の金具に設置したため、鉄骨に容量結合しています。ですからこのカウンターポイズ的なものがなくても、一応アンテナとして動作はしていました。

指向性をなくしたければ、カウンターポイズは放射状に展開した方いいのでしょうが、何事も与えられた場所でできるだけのことをやるしかありません。(高周波)接地抵抗を低くして輻射効率を上げるのなら“面”にして面積を増やすと良いと言われますが、大きな金属板は大変高価ですし、重量があります。


グラウンドが容量結合のためSWRの底が思いっきり周波数の低い方に引っ張られています。カット&トライでラジエター(エレメント)の長さを1m(!)短くしました。

ところで、このアンテナは3バンドですので、状況によってはラジエターのどの部分を短くするか考えないといません。今回は3バンドとも同じようにSWRの底が100kHz程度ずれていましたので、コイルの下のパイプとパイプのつなぎ目で調節しました。

つなぎ目でエレメント(パイプ)をずらして長さ短くし仮止め、そしてSWRを測定、を繰り返します。長さが決まったらドリルで下穴をあけてタッピング・ビスで留めます。大ざっぱなやり方ですが、このやり方で間に合わせました。

※マルチバンドのアンテナの調整は構造によって調整点が異なります。このアンテナの場合、仮に7MHzだけが周波数の低い方ににずれていたら、コイルの上部のエレメントを短くすることになります。

水平方向にいろいろな建造物がありますから、あまり電波は飛びません。至近距離にルーフタワーもあるので、干渉しているはずです。V40LDXと対角線上にあるので7MHzでは切り替えると相手の信号の強さが変わることがありますが、激変はしません。

★★★★

SWRは各バンド2.5以下に収まってます。
7MHz帯を例にすると一番低いところで1.1@7.140MHz。
同バンドでは主に7.100-7.200MHzで使っています。
SWR1.1は低すぎるので、アマチュア用アンテナアナライザーの誤差でしょう。

★★★★

自分としては、主にラジエターのみを調整することで済むバーチカルアンテナが使いやすいと思っていますが、状況によってはラディアルの調整ができるGP型の方がいいかもしれません。

アンテナの調整は、モノバンドのダイポールや1/4λの接地型(モービルホイップ)など構造が単純なものであればそれほど難しくないと思います。しかし、トラップコイルが採用されているなど構造が複雑なものになると、あちらが立てばこちらが立たず、調節は根気よくやるしかありません。

※工具や安全具、調整用の機器を持っていない方(特に初心者の方)は、業者さんに頼んで設置してもらった方が無難です。

● ミニマルチアンテナ株式会社 V3Xの定格 (使用説明書より)

使用可能周波数: 7,10,14MHz帯のハムバンド
エレメント数:    1
エレメント長:    約7.3m(調整により1m以上短くなってます)
バンド内VSWR:  2以下(最良点1.2)
耐入力:       2kW DC(3kW PEP)
給電点インピーダンス: 50Ω
適合マスト径:    60φ
重量:        約6.0㎏

以上です。

★★★★
追記:2023/9/1
本文では「バーチカルアンテナの調整は簡単である」かのごとく書いてありますが、すべてはコールド(GND)・グラウンド側の処理が決まって、ラジエターの長さで共振点の調節ができるようになってからの話です。市街地でバーチカルアンテナを何基か使って思うのは、(バーチカルは)あまり効率のいいアンテナではありません。給電点から見て水平方向に何らかの障害物がある環境ですから「飛ばない聞こえない」は仕方がないのですが、輻射角の低さやロスの多さが影響してか、国内はまあまあ聞こえても必ず呼び負けします。敷地があれば水平ダイポールと比較してみたいのですが、それは叶いません。

そして何より接地型アンテナはノイズが多いです。構造的にグラウンドループ(アースループ)が出来てしまうので承知の上で使った方がいいです。

V3Xの副産物としては長いアンテナなのでAMラジオ放送が良く聞こえます。コンディションがいいとバンドいっぱいにNHKや民放がぎっしり並びます。BCL向け??

おわり





2016年5月4日水曜日

7MHz モノバンド・バーチカルアンテナ・ミニマルチ V40LDX

この記事はアクセス数が多かったものの、画像に周囲の建物(屋上・ベランダ等)が写り込んでしまい非公開にしていました。画像と内容を確認して再度公開します。一部元記事にあった記述と画像は内容的に古いので削除しました。

このアンテナは2021年に撤去し完全に役割を終えました。最後はスタンドオフ碍子の変色が進み、コイルが入っている筒の下部が欠けて内部が露出していました。長年故障もせず良く頑張ってくれました。メーカーさんの閉業が決まりもはや手に入りませんので、閲覧者の方が追試することはできませんが、バーチカルアンテナの設置に関するちょっとしたヒントくらいに思って読んでください。

※この記事を読んでの来訪はお断りします。「見せて欲しい」「屋上へどうやってアクセスするの?」「どうやって建てるの?」の質問はナシで。

2023/9/2 update
以下本文

★★★★

当方で使っている、7MHzモノバンド・バーチカルアンテナ・ミニマルチ V40LDXの紹介です。建物の屋上にバーチカルアンテナ(接地型)を設置するための参考になるかと思い、実際の設置方法などをまとめました。



このアンテナは2007年2月頃から使ってます。それまでローバンドの運用は諦めていました。敷地が狭いため水平や斜めのダイポール、ツエップ型、ロングワイヤーは張れません。垂直系ならマルチバンドのバーチカルやGPが製品としてあるわけですが、その手のアンテナは調整が難しかったり、使える帯域が狭いので使いにくいアンテナという印象があります。

たまたまミニマルチアンテナさんのwebサイトで、“7MHz”“モノバンド”のバーチカルが製品としてあるのを知り、これなら調整が簡単そうだと購入してみました。



地上高10m位のところに、特注品の金具とマストで設置しました。白い四角柱の部分(ルーフタワー用ステーアンカー)は建物の鉄骨に繋がっています。本来はアルミのルーフタワーにステー線を張るためのものです。※この金具は「ワカマツ製作所」さんで作ってもらいました。

黒いビニル絶縁電線が何本か出ていますが、後からつけたカウンターポイズ“的”なものです(後述)。アンテナのグランド側~マスト~特注金具までは直流的に導通していますが、四角柱とその延長の建物の鉄骨までは導通していません。間に塗装があります。

カウンターポイズなしの状態でも容量結合によって、一応アンテナとしては動作しました。容量結合の場合、グラウンド側に思いっきり引っ張られるらしく、SWRの底がバンド外、低い方に100kHz以上ずれてしまいました。

そこでラジエター(エレメント)の長さを短くしてバンド内に持ちこむことにしました。ラジエターになってるアルミのパイプをずらしては仮止めしてSWRを測定、これを何度も繰り返しました。結果として1m位短くなりました。アンテナ本来の設計上の長さからずいぶん短くなってしまったので、ちょっと心配でしたが‥。






上の画像は給電点の部分。同軸ケーブルに黒い自己融着テープが巻きつけてあるのが見えますが、円筒形のフェライトの筒(43材)と、ドーナッツ型のコア(FT240-43)です。コモンモード・チョーク(フロートバラン?)として動作することを期待して入れてます。効果は不明、おまじないです。

何本か見える黒いワイヤーがカウンターポイズ的なもので、マストにアンテナ本体を固定するU字のボルトに蝶ナットとスプリングワッシャで止めました。ワイヤーの端には圧着端子をつけて導電グリスを塗ってます。

そして下の写真は、カウンターポイズ的なものを屋上の隅に這わせている様子です。この写真では見えませんが左側・屋上中央の方向にも数本まとめて張ってあります。





(内容的に古いので画像と本文をばっさり削除)


● 調整後の周波数とSWRの関係(晴天の日)

7.000MHz 1.1
7.100MHz 1.5

SWR 2.5 以下を許容すれば7.200MHzまで使えます。
主に7.000-7.1000MHzで使用しています。

※アマチュア用のアンテナ・アナライザーでの測定ですので多少の誤差があります。
SWR1.1というのは接地型としては低すぎ?

● ミニマルチアンテナ株式会社 V40LDX 定格(組立説明書から)

使用可能周波数:     7MHz帯ハムバンド
エレメント数:       1
エレメント長:        約8.21m(調整により1m以上短くなった)
バンド内VSWR:      1.3以下
耐入力:          3kW PEP
給電点インピーダンス:    50Ω
マスト径:         60φ
重量:          約4.8kg

※このアンテナは、現在製造販売されていません。後継モデルがあるようです。

●追記
●追記:2
(内容的に古いのでバッサリ削除)

●追記:3 2023/9/2 uppdate
モノバンドで調整もしやすくバーチカルアンテナ入門にちょうどいい製品でした。自作受信機との組み合わせで随分SWLを楽しみました。しかしながら「イマイチ飛ばない聞こえないノイズが多い」で特段効率のいいアンテナとは感じませんでした。バーチカルゆえの輻射角の低さ、ロスの多さ、ロケーションの悪さいろいろな理由があったと思います。時代が変わりFT8での交信が普及したので、今の状況なら違った感想を得たかもしれません。

おわり