以下は古い投稿です。一度非公開にしましたが再掲します。
実際に運用する場合は、必要に応じてアンテナと本機の間にフィルタを挿入してください。
★★★★
FCZ研究所のポケトラを作ってみました。
このキットは6m AMで自作をされる方ならたぶんご存知かと思います。
押入れに眠っているキットを作られる方がいるかもしれませんので
参考までに感じたところを書いておきます。
寺子屋シリーズ #067 上級
送信:50.620MHz AM 10mW
トランスレス変調(2SC1815Y 終段コレクタ変調)
受信:超再生(シンプル!)
(画像では塗装を失敗しています‥)
組み立て説明書の通りに組立てるだけです。
基板のパターンが小さく細かいので注意してハンダ付けしました。
送信回路はお馴染みのトランスレス変調の基本的なものです。
水晶発振子3rdオーバーによる1波のみ。
受信回路は超再生。ゲルマラジオに再生をかけているようなものです。
音量を調節するボリュームはなくイヤフォンで音を聞きます。
アンテナコイルL3でだいたいの受信周波数にあわせます。
近接している周波数に信号があるとそのまま聴こえます。
回路が簡単なわりに高感度ですが、決して選択度はよくありません。
組み立てまでは良いのですが、調整にはコツがいります。
この調整がオモシロいところです。
(このあたりが“上級”の所以でしょうか)
送信部の調整では回り込みに注意してください。
ケースに入れて動作確認をするときに
送信音をモニターして回り込みがおきていないか確認した方がいいです。
手順はお馴染みの10mW送信機とほとんど同じですから、
手順どおりに進めれば難しくないと思います。
発振回路は2SK192A GRを使った3rdオーバートーン回路ですが、
基本波発振にならないように注意してください(組み立て説明書参照)。
適切な負荷(アンテナ)がついていないと10mWでも回り込みが発生します。
(“ひゅー”“ぴゅー”という音がする)
ケースの中の配線はなるべく短く。
基板をケースに組み込むときにアース母線が太いと大変なので
所定のものより細くしましたが、長さはなるべく短くしましょう。
10mWですが006P 9Vの電池は安い物は使わない方がいいです。
電池がすぐになくなってしまいます。
受信部の調整点が多いです。
はじめにVR1を回してサーというノイズが聴こえるか確認します。
適当な長さのビニール線や15cmくらいのヘリカルアンテナでは
ノイズが聴こえないかもしれません(無音)。
私の場合はC17を20pF程度にして(流れる信号の量を調節する?)、
信号源からの信号を受信しながらL3、L4を何度も調整しました。
どうもL3の調整がポイントのような気がしました。
アンテナを交換してしまうと再度調整が必要になるかもしれません。
VR1はあまり動かしませんでした。
近くで強い信号を出すと“び~ぎゃ~”という低周波発振が起きることがあります。
このときは再度C17を調整します。
私の環境では未確認ですが、アンテナを付けたときにアンテナコイル(L3、7S50)のQが上がらず同調点がうまく出ないことがあるようです。そのときは直列で容量の小さいトリマコンデンサか数PFのコンデンサを入れて調節すると良いという話を聞きました。
★★★★
アンテナが良く、上手く調整できれば高感度(音が大きく)になりますが、
あまりに適当なアンテナではほとんど無音になってしまいますから注意してください。
あれこれ調整するのを面倒と感じるか、面白いと感じるかで、
このキットの評価が分かれるかもしれませんね。
※このポケトラで実際に交信したことはありません。
以上です。
FCZ研究所のポケトラを作ってみました。
このキットは6m AMで自作をされる方ならたぶんご存知かと思います。
押入れに眠っているキットを作られる方がいるかもしれませんので
参考までに感じたところを書いておきます。
寺子屋シリーズ #067 上級
送信:50.620MHz AM 10mW
トランスレス変調(2SC1815Y 終段コレクタ変調)
受信:超再生(シンプル!)
(画像では塗装を失敗しています‥)
組み立て説明書の通りに組立てるだけです。
基板のパターンが小さく細かいので注意してハンダ付けしました。
送信回路はお馴染みのトランスレス変調の基本的なものです。
水晶発振子3rdオーバーによる1波のみ。
受信回路は超再生。ゲルマラジオに再生をかけているようなものです。
音量を調節するボリュームはなくイヤフォンで音を聞きます。
アンテナコイルL3でだいたいの受信周波数にあわせます。
近接している周波数に信号があるとそのまま聴こえます。
回路が簡単なわりに高感度ですが、決して選択度はよくありません。
組み立てまでは良いのですが、調整にはコツがいります。
この調整がオモシロいところです。
(このあたりが“上級”の所以でしょうか)
送信部の調整では回り込みに注意してください。
ケースに入れて動作確認をするときに
送信音をモニターして回り込みがおきていないか確認した方がいいです。
手順はお馴染みの10mW送信機とほとんど同じですから、
手順どおりに進めれば難しくないと思います。
発振回路は2SK192A GRを使った3rdオーバートーン回路ですが、
基本波発振にならないように注意してください(組み立て説明書参照)。
適切な負荷(アンテナ)がついていないと10mWでも回り込みが発生します。
(“ひゅー”“ぴゅー”という音がする)
ケースの中の配線はなるべく短く。
基板をケースに組み込むときにアース母線が太いと大変なので
所定のものより細くしましたが、長さはなるべく短くしましょう。
10mWですが006P 9Vの電池は安い物は使わない方がいいです。
電池がすぐになくなってしまいます。
受信部の調整点が多いです。
はじめにVR1を回してサーというノイズが聴こえるか確認します。
適当な長さのビニール線や15cmくらいのヘリカルアンテナでは
ノイズが聴こえないかもしれません(無音)。
私の場合はC17を20pF程度にして(流れる信号の量を調節する?)、
信号源からの信号を受信しながらL3、L4を何度も調整しました。
どうもL3の調整がポイントのような気がしました。
アンテナを交換してしまうと再度調整が必要になるかもしれません。
VR1はあまり動かしませんでした。
近くで強い信号を出すと“び~ぎゃ~”という低周波発振が起きることがあります。
このときは再度C17を調整します。
私の環境では未確認ですが、アンテナを付けたときにアンテナコイル(L3、7S50)のQが上がらず同調点がうまく出ないことがあるようです。そのときは直列で容量の小さいトリマコンデンサか数PFのコンデンサを入れて調節すると良いという話を聞きました。
★★★★
アンテナが良く、上手く調整できれば高感度(音が大きく)になりますが、
あまりに適当なアンテナではほとんど無音になってしまいますから注意してください。
あれこれ調整するのを面倒と感じるか、面白いと感じるかで、
このキットの評価が分かれるかもしれませんね。
※このポケトラで実際に交信したことはありません。
以上です。